夫婦でガーデニングを楽しむ、堤防沿いの健康住宅。
夫婦と娘さんの3人で暮らすSさん一家。
娘さんが住み継げる家を今のうちにつくろうと、雄物川の花火が楽しめる親しんだ土地で建替えを決意。
奥様が惹かれたのは、村岡組デザインが提案する「健康住宅」のキーワード。
何度も大病をした経験から、食事の素材にこだわりがあり、それが住まいにも求められるのは必然の事だった。
安心素材でつくること、炎を楽しむ薪ストーブがあること、雄物川の花火や自慢のローズガーデンが楽しめること。
そんな要望を受け、堤防側に庭のスペースを取った新居づくりが始まった。
リビングに土間を設け、玄関ホールと繋げた薪ストーブの設置案。
薪の出し入れは木くずなどで汚れやすく、床面の不燃施工も必須なため、薪の出し入れや掃除が簡単な土間とすることを提案。
玄関ホールから続いた広い小上がりとなり、住人にも来客にも勝手が良い。
また車椅子を使うことになればスロープが設置できる面積上の備えもしてある。
長さ約16mにも及ぶ木製デッキは和室やリビング、パントリーや主寝室など各室からの第二の動線となるほか、雄物川の花火大会では特等席となり、これから勤しむ庭作業の休憩スペースとなる。
生活者の目線で使い勝手がデザインされた新居で、夫婦の庭造りのセカンドシーズンが始まる。